
大コンメンタール刑法 第三版 第10巻
書籍説明
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■解説
全巻(13巻)完結!
◆全13巻に改訂・増補を施し,現行刑法典の全容を解明する!
◆精鋭執筆陣が進展する学説と蓄積する判例を網羅的に検討し,関連諸法令の
動向も踏まえ,実務と理論研究の架橋をめざす!
(第13回配本)
◎大コンメンタール刑法〔第三版〕【全13巻】構成表
第1巻〔序論・第1条~第34条の2〕 第8巻〔第148条~第173条〕
第2巻〔第35条~第37条〕 第9巻〔第174条~第192条〕
第3巻〔第38条~第42条〕 第10巻〔第193条~第208条の3〕
第4巻〔第43条~第59条〕 第11巻〔第209条~第229条〕
第5巻〔第60条~第72条〕 第12巻〔第230条~第245条〕
第6巻〔第73条~第107条〕 第13巻〔第246条~第264条〕
第7巻〔第108条~第147条〕
はしがき(第三版)
本書の第二版全13巻は,平成11年(1999年)から同18年(2006年)
にわたって刊行された.その最初の年から既に20年が過ぎており,その
間に,刑法典の部分的改正は19回に及び,また,刑法典と関連の深い諸
法令の改正や新規の制定も少なくない.そして,刑法に関する新判例の数
は相当数に達しており,学説にも種々の見解が見受けられる.
第三版は,このような諸事情を踏まえて,初版以来の出版意図,すなわ
ち,「刑法に関する諸判例を網羅的に取り上げ,それぞれに対する学説に
も十分な意を用いつつ,整理,検討を加えることによって,現実的かつ具
体的な刑法解釈論としての判例の意義を明らかにし,我が国の刑事司法実
務に便益を供するとともに,学問的にも価値のある大コンメンタールとす
る」という意図の下に(第二版はしがき1頁〔第三版はしがき3頁〕,な
お,初版はしがき1頁〔第三版はしがき5頁〕参照),新たな社会事情に対
応し,諸般の要請に,より適切に対処し得るものとするべく,第二版を改
訂するものである.
すなわち,第二版作成以後に出現した法令,判例および学説を広範に取
り入れて従前の記述を補充,改変し,本書の実質的な存在性をより向上さ
せることが新第三版の目標なのである.
ただ,第三版の叙述の要領は,基本的に,初版,第二版と異ならない.
初版のはしがき(2頁〔第三版はしがき6頁〕)に・~・として掲げたとこ
ろも踏襲している.そして,記述の分量は各巻につき前の巻よりもかなり
増加したものの,巻数は同じく全13巻に収められている.
第三版の執筆者も,原則として,第二版の執筆を担当して下さった方々
に,同一の項目について引き続き作業をお願いした.ただ,残念ながら物
故者もおられ,また,やむを得ない事情によって辞退された方もあり,そ
れらの項目は,新しい方々に交替していただいた.そして,各執筆者には
,上述した第三版刊行の意図,叙述の要領を十分にご理解の上作業をご依
頼したこともあり,それぞれに充実した内容の玉稿をお寄せいただくこと
ができた.こうして,第三版は,第二版を十分に越えた実体を持ち得たと
思われる.執筆者各位に心からの御礼を申し上げる.
なお,本書の企画者であり,初版,第二版刊行の責任者でもあられた青
林書院前社長逸見俊吾氏が平成14年(2002年)に他界され,また,初版
,第二版の編集者の一人であられた佐藤文哉氏が平成18年(2006年)に
永眠された.本書作成へのお二人のご貢献に改めて感謝したい.そして,
初版,第二版の各項目を分担ご執筆下さった方々中の物故者にも,それ
ぞれの分野についての多大なご協力に深謝申し上げる.各位のご冥福を衷
心よりお祈りする次第である.
本第三版の編集者には,中山善房が新たに加わり,前任者の意図を継承
して努めている.
編集委員は,河村博,中谷雄二郎両氏にご担当いただいている.
そして,青林書院の社長には,前社長の令息逸見慎一氏が就任して,第
三版の刊行作業を統轄され,また,編集部からは,加藤朋子,森敦両氏が
全体的な作業の遂行に当たられている.
第三版の立派な完成を祈りつつ,以上の皆様のご尽力にお礼を申し上げ
る次第である.
令和3年(2021年)1月
大塚 仁
河上 和雄
中山 善房
古田 佑紀
■編 集 者
大塚 仁 名古屋大学名誉教授
河上 和雄 元最高検察庁公判部長
中山 善房 元東京高等裁判所判事
古田 佑紀 元最高裁判所判事
■編集委員
河村 博 同志社大学法学部教授・元名古屋高等検察庁検事長
中谷雄二郎 元大阪高等裁判所判事
■執 筆 者
佐藤 淳 出入国在留管理庁審議官
(河上 和雄〔第二版執筆〕)
(小川 新二〔第二版執筆〕)
古田 佑紀 (前掲)
渡辺 咲子 明治学院大学名誉教授
(五十嵐さおり〔第二版執筆〕)
金築 誠志 元最高裁判所判事
古川原明子 龍谷大学法学部准教授
中村 芳生 弁護士
(野々上 尚〔第二版執筆〕)
(執筆順・肩書は刊行時)
■書籍内容
第2編 罪
第25章 汚職の罪
〔第193条~第198条 前注〕
・汚職の罪の性格
・汚職の罪の類型
・公務員の概念
・職務権限
・職権濫用罪
・賄賂罪
1沿革
2賄賂罪の法的性格・本質・保護法益
3賄賂の概念
4収賄罪と贈賄罪の関係
5特別賄賂罪
・国外犯
・刑事訴訟法上の問題
・改正刑法草案
第193条(公務員職権濫用)
第194条(特別公務員職権濫用)
第195条(特別公務員暴行陵虐)
第196条(特別公務員職権濫用等致死傷)
第197条(収賄,受託収賄及び事前収賄)
第197条の2(第三者供賄)
第197条の3(加重収賄及び事後収賄)
第197条の4(あっせん収賄)
第197条の5(没収及び追徴)
第198条(贈賄)
第26章 殺人の罪
〔第199条~第203条 前注〕
第199条(殺人)
第200条(尊属殺人)
第201条(予備)
第202条(自殺関与及び同意殺人)
第203条(未遂罪)
第27章 傷害の罪
〔第204条~第208条の2 前注〕
第204条(傷害)
第205条(傷害致死)
第206条(現場助勢)
第207条(同時傷害の特例)
第208条(暴行)
第208条の2(凶器準備集合及び結集)
旧第208条の2(危険運転致死傷)
判例索引

