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民事訴訟の簡易救済法理 Simple Justice and Remedy in Modern Civil Procedure


著者・編者川嶋 四郎

発行元弘文堂

発行年月日2020(令和2)年11月30日


書籍説明

新たな「市民裁判所」の発展をめざして!

簡易裁判所における民事訴訟を中心とした民事手続は、いわば「民事訴訟の原型」的な存在であり、「市民が自分でできる納得裁判」を具現化できる格好の場です。
 民事紛争の当事者が、比較的軽微な民事紛争をできるだけ当事者本人の手で解決できるように、様々な手続メニューを用意した簡易裁判所の民事手続の現状と課題に迫り、将来につなげる具体的な提言を行うのが本書のめざすところです。
 現代日本で日常的な正義が身近に実践されているCourt of Justiceとしての「簡易裁判所」の制度と手続について、包括的・多角的にアプローチした初めての試みです。

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第1編 「簡易救済」制度の基本構造
第1章 「簡易救済」と簡易手続
第2章 簡易裁判所制度考

第2編 少額紛争の救済構造
第3章 小さなトラブルと法的救済―少額事件と紛争処理
第4章 アメリカの少額裁判―ノース・カロライナ州の少額裁判に焦点を当てて

第3編 簡易裁判所と和解的救済
第5章 「訴え提起前の和解」考
第6章 「和解に代わる決定」考―法的救済形成における「対話」と「裁断」の狭間で

第4編 調停による救済形成
第7章 調停と訴訟―当事者間のコミュニケーションに着目して
第8章 調停と救済―新しい「和の精神」による調停を求めて

第5編 簡易救済を支える人々
第9章 簡易裁判所と司法委員―「市民の司法参加」の促進を目指して
第10章 簡易裁判所と司法書士―法曹モデルの参照と裁判関係書類作成業務のあり方
【事項索引】

¥6,600(税込)
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