
中国商事法研究第2巻 中国会社法制の理論と実務
書籍説明
中国における一流の研究者による本邦初の詳細解説
好評の『中国証券法制の理論と実務』に続く「中国商事法研究」の第2巻。監査委員会制度、法人格否認、支配株主規制、実質的支配者の識別基準など11論点を掲げ、中国会社法制の現在の姿について、中国の研究者が実務を踏まえて論じる。 ーーー 1 会社類型と会社法の体系〔沈朝暉〕 1 はじめに 2 進化論──商業組織形態の進化に関する歴史理論的論理 3 同類併合──株式会社と有限会社の制度内容の統合 4 再分化──有限会社の属性転換と新制度の要素 5 体系上の便益──「同類併合と再分化」の方法論的拡張 6 結論──2023年新会社法を出発点として 2 会社の登録資本金と出資引受制度〔林一英〕 1 問題の所在 2 法定資本制度の沿革及び比較 3 登録資本金引受登記制度の再考 4 会社法改正による引受登記制度の改善 5 おわりに 3 監査委員会制度とその実施に関する問題点〔蒋大興〕 1 はじめに 2 取締役会監査委員会の設置──選択型と強制型 3 監査委員会委員の選任──株主総会の権限か取締役会の権限か 4 監査委員会の権限と位置付け 5 監査委員会委員の業務執行権限──取締役会の業務決定に参加できるか 6 監査委員会が誰に対して責任を負うか 7 おわりに 4 法人格否認の制度変遷と将来の展望〔葛偉軍〕 1 はじめに 2 法人格否認の法理の立法の進展 3 逃避の原則と隠蔽の原則の区別 4 逆方向の法人格否認の存廃 5 規則の評価と将来の展望 6 おわりに 5 上場会社における取締役の地位とその義務・責任〔缪因知〕 1 取締役会の権限強化 2 取締役の義務 3 取締役の権限行使における難点 4 独立取締役の制度イノベーションと困難 5 取締役の責任とその制限──虚偽記載を中心に 6 おわりに 6 支配株主規制の体系とその特徴〔朱大明〕 1 序 2 支配株主規制の体系と2023年会社法改正の意義 3 支配株主規制における問題点 4 支配株主規制体系の特徴 7 実質的支配者の識別基準と制度表現〔周遊〕 1 問題喚起 2 実質的支配者識別のルールのジレンマ 3 誰が実質的支配者か──行政と司法においての実務相違 4 実質的支配者の識別基準についての制度革新 5 おわりに 8 国家出資会社のコーポレート・ガバナンス〔汪青松〕 1 はじめに 2 国家出資会社の導入の意義及びガバナンス上の課題 3 国家出資会社のガバナンス・モデルのあるべき姿 4 国家出資会社の取締役会のガバナンス上の役割 5 取締役会中心のガバナンス・モデルの制度的保障 6 おわりに 9 種類株式制度導入の意義〔朱慈蘊〕 1 中国における種類株式制度沿革 2 新会社法における種類株式制度の内容 3 種類株式制度が会社にもたらす価値 4 おわりに 10 有限会社における持分譲渡の制度構造とその問題点〔陳彦晶〕 1 序 2 持分譲渡制限の限度 3 譲渡制限に違反した持分譲渡の効力 4 持分譲渡の瑕疵担保 5 持分移転の時期 6 持分の善意取得 7 契約による株式の買取 11 会社清算主体のモデル──二元制から一元制への転換〔胡改蓉〕 1 はじめに 2 中国における二元的会社清算主体モデルの形成 3 二元的会社清算主体モデルに起因する困惑 4 二元制から一元制への転換──「清算義務者」制度の廃止 5 「法定清算人」の適合主体 6 一元的モデル下の「清算人」に関する制度設計 7 おわりに

